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【よく会い、よく話した】春M3・邪フェス遠征を振り返る

無事北海道へ戻ってきました!

今回のM3・邪フェス遠征で特徴的だったことは、人によく会い、よく話したことです。



こんばんは、YUKISHIBAです。



1年ぶりのM3春(当たり前)遠征。そして今回は丁度近い時期にマリベリが楽団を上げて(?)応援するアニメ『邪神ちゃんドロップキック』の一大イベント・「邪神ちゃんフェス」のための遠征でもある。(無理やり日程伸ばした)



ドラマあり、友情ありの胸熱展開となったので、前回の遠征のようにいろいろ出来事や思い出をまとめてもいいのですが、


今回は少し趣向を変え、「どんな人に会って、どんなことを話し、何を感じたのか」にフォーカスしながら遠征を振り返っていきます。




①初日:歌コレで知り合った歌い手仲間とその友人と




秋葉原アトレでオタ活して頭が溶けた後に会いました笑


その人とは歌コレがきっかけで仲良くなった歌い手仲間の一人で、遠征初日に会えることに。


(かなりコアで踏み込んだ話もしてくれたので、なるべく口が滑らないように気をつけながら書いていきます!)



僕の思い描くところの「音楽活動をしている人」といえば一にも二にも音楽という感じの人。(自分がそうだからそう思うのかも)

そんな音楽家像とは対照的で、相手は好きな仕事の傍らで音楽をやっている人。


前職で紆余曲折あって、ちゃんとリソースを割いて取り組める「気晴らし」として始めたのが音楽らしいのですが、気晴らしと言っても片手間ではなく真剣にやっているのは歌コレ期間中の様子を見れば明らかでしたし、ランキングにもしっかり食い込んでいました。



その人と話してて特に強く感じるのは「生きる力」


生きる力と一口に言っても実際は色々ですが、僕が特に生きる力を感じる人は

「自分の人生を好き嫌いではなく、やるべきかどうかで選べる人」です。


彼女の今までの人生の話や現在の活動について聞いていると、その時々目の前の事実、与えられた立場や役割にきちんと向き合い、それがどんなものであれ真剣に取り組んでいるのがわかります。

だからこそ仕事の成果が音楽に活かされ、音楽が仕事に向けたリフレッシュになる。仕事でも音楽でも一定の成果を出せている。



僕は「マリベリの活動ならどんなブラック労働でも耐えられるけど、マリベリに関係の無いことは何やらせてもダメ」みたいな人間。そもそもマリベリに関係の無いことに真剣になる意味がわからない←


後だから言えるけど、4月はマリベリの活動だけとは思えないほど忙しすぎて、筋トレやお風呂すら入れない日が割とありました笑

でもマリベリのためだったら許せる。これがマリベリと関連性のないただの仕事とかだったらぶち切れものです。



本人曰く「お金を稼ぐのが好き」だから仕事へのモチベーションも高いのだそうですが、それも含めて僕にはまだ真似のできないもの。

だからこそ、その友人のような人は僕から見てとてもシャキッとしてて、パワーのある方だと感じました。



彼女のご友人も同様で、自分に今与えられている仕事にきちんと向き合っている。

あなたからすると「それが普通でしょ?」と思うかもしれませんが、少なくとも僕からするとそれが普通ではない。



そういえば書いてて思い出したけど、二人からは仕事の愚痴らしい愚痴を聞かなかった。

今振り返っても、二人とも僕には非常に輝いて見えます。




②M3の打ち上げ:今まで打ち上げに行ってなかった友人とその人の友人



電氣ブランデビュー↑


いっつもお隣になる(3回目はもはやわざとだろ)けど打ち上げにはまだ言ったことのないお相手とその友人。


彼とその友人は旧知の仲らしく、僕と引き合わせたらきっと意気投合すると思って誘ってくれたのだとか。



M3中は「ダーク、ファンタジー、メタル、ヴィジュアル系、ピアノ、サンホラ、進撃の巨人、邪神ちゃん、一つでもピンとくるものがある方、是非マリベリへおこしくださ~い」などと声かけをしてましたが、彼なら進撃と邪神ちゃん以外全部通じるんだからそりゃあ意気投合するわけで笑


話してみるとまさにその通りで、通ってきた音楽や音楽作りに対して考えてることや感覚的な面が非常に似てて、話が通じる通じる。


サンホラだって結構近い入り方をしてるし、近いはまり方をしてる。

他人の深読みに触れたり自分で深読みしたりするとことか…



ただ似ているからこそ、自分に関して新たに気づかされることがある。


例えばサンホラが8thより先に9thをリリースしたこと、その次にリリースしたのが7.5th~8.5thという謎めいたリリース順だって、思えば僕はすんなり受け入れられた。



あれ普通の人は理解できないんだってな←



僕からしたら複数のアルバムを繋げることで一つの壮大な物語を作るという試みをすることだって、技術的な問題などでリリース順が前後したところでアルバムのナンバリングが変わらないことだって「まぁそりゃそうだよね」となる。



実際僕もそれをやろうとしている。笑



この辺がまたマリベリ音楽の究極の源流がサンホラにあるが故というか…

けどサンホラとの最大にして決定的な違いは、サンホラは陛下の作為によってすべてが緻密に作り込まれている一方、マリベリはこれから描く物語がどういう行方を辿るのかが誰にもわからないということ。



僕も便宜的に「作者/作り手」などと言ってしまいますが、厳密には作者ではない。


陛下は厳然たる「作者」であるが、ユキシバは「観測者」である。



ただ友人の友人曰くそれすらもきっと陛下とよく似ているのではないかと。

彼の仮説では陛下も最初から物語の結末を考えていたわけではなく、アルバムを作り進めているうちに気付きながら物語を組んでいるのではというのです。


だとするとマリベリってほんとにサンホラの丸パクr...

いや、サンホラほど唯一無二で誰も真似しようとしないであろうことならいっそ丸パクリでも十分な価値はあるか?笑



あとお互いやっていることが「制作じゃなくて創作に近い」という話にもなりました。


制作=理論やモジュールを駆使し、パズルのように音楽を組み立てるやり方。

・ニーズに的確に応えることが第一

・音楽の仕上がりはほぼアンダーコントロール


創作=大抵の場合はモジュールや理論によらず、作品ごとに一から完成形を模索するやり方。

・作品が本来あるべき姿であることが第一

・作品主体で、作家でも完全にはコントロール下に置けない。

むしろ作家はいわば作品の声を聴いて手を動かすだけみたいな感じ。



より手堅く利益になりやすいのは「制作」の方。

基本的には無私であればあるほど、相手のカラー100%に近ければ近い程収益に繋がりやすいと思っています。


けど「創作」をやる人間は無私になりきれない。自分が納得いくものでないとリリースしたくない。

マリベリ的に言うとリスナーファーストでも自分ファーストでもなく、絶対的に作品ファースト。


僕にとってはお金が目当てで音楽をやるのではなく、音楽以外の煩わしいことを極限まで減らすために音楽でお金を生むという選択に至っているのがあります。


だから、音楽でお金を生もうとしている以上は創作と制作のバランスを上手く取れるようにもなりたいところ。

「制作」に軸足を置きながらも、その中に自分の試したいこと・即ち「創作」を混ぜ込めるだけのバランス感覚が欲しいですね。



③ゲストハウスのマスター


↑これでも午前中から作業してる


今回泊まったゲストハウスは住吉のエリアにある小さな場所で、圧倒的に外国人の割合が高いらしい。

1階がバーで、厳密にはゲストハウスとバーは運営が別で、今回話したのはバーのマスターの方。


こちらから一つ質問をしたのがきっかけでどんどん話が広がる膨らむ、お喋りなマスターでした笑



遠征の目的やM3、過去に来たゲストのことまでいろいろ話が盛り上がるなか、

個人的に一番の名言だと思ったのが「自分は英語は話せないけど、人と喋ることは出来る」


言語が喋れることと意思疎通、つまり「お話し」ができることはイコールではないと。


コミュニケーションをすることに積極的であること、まずは相手と仲良くなろうとする姿勢と、相手にとってなるべく接しやすい雰囲気。

それがあれば互いの言語がわからなかったとしても打ち解け合える。


僕はマスターの話しぶりを見てそう解釈しました。



下町の安いゲストハウスということもあり、ビジネス目的の日本人から外国人観光客まで色々な背景を持つ人が来るらしい。


だからきっとマスターも外国語が喋れるんだろうと思ったら案外そうではないらしく。


それでもコミュニケーションは取れて、でもって「話す」ことさえ出来れば色んな珍しい話も出てくる。それを他のゲストを接客するときに酒の肴として話す。




あとは自分にとって自然なやり方で接すること。


マスターも無理して皆に話しかけているわけではなく、あくまでも自分にとって自然なやり方をした結果お喋りマスターになったそうで(?)



「この仕事してると色んな人が来る」と楽しそうに語っていた姿が僕には眩しく感じられました。


マスターみたいな人を、今までの僕だったら才能や遺伝と切り捨ててしまったと思いますが、この時の僕はシンプル「こういう生き方をしたい」と思ったし、なんだか自分にもできるような感じがした。


それもマスターの話術…というよりは人柄だなぁと思います。



あと普通の人よりもオタク系の人の方がコミュニケーション沢山してくれる

と言っていたのは個人的に嬉しかったです笑



④当日には会えなかったM3友達と



今回の遠征はなかなかにお酒要素が少ない…ここいらでワインでも摂取しなければ!と、邪フェズ前日の昼下がりからお一人ワインバー。


お邪魔したのはWine@Ebisu


ここはテイスティングバー併設のワインショップ。ボトル買いにはなかなか勇気のいる価格のワインを1杯250円で有料試飲できるうえ、専用の機械から自分で注ぐようになっていて一人でも使いやすいのが魅力。


ただし僕が行った時は一人客は僕だけ☆


どれも美味しい…けど今回はちょっと寂しいな…



なんてことを言っていたらM3当日に会えなかった友から連絡があって急遽一緒に飲むことに。


今回の遠征、いちいち運がありました。



この日はWine@Ebisuに続いて二次会として渋谷のヴィノスやまざき、ちゃっかりHubで三次会としゃれこんでました笑


自分のことを好いてくれて、わざわざ声をかけて会いに来てくれる人がいるってほんとうにかけがえのないことだなと、最近になってつくづく感じます。


ワインにはまってから長らく

お酒=家で飲むもの

飲み会(晩酌)=お酒を味わうためのもの

だったんですが、友人とのコミュニケーションをメインにしながら、話の弾むような美味しいお酒を飲むという楽しみをようやっと学びました。




⑤邪教徒仲間




早寝早起きするはずが想定よりもしっかり飲んでしまい遅寝早起きになった邪フェス当日。


同人誌あり、公式の新作あり、ステージあり、コスプレあり、スイーツもあり…マルイ錦糸町が邪神ちゃんまみれになる1日。



僕も欲しい商品は大まかにマークしてはいたものの、邪フェスでの最大の目的は「邪教徒フォロワーさんと顔見知りになること」そして「新たな邪教徒仲間を増やすこと」


M3当日あたりでもうすでに「今回の遠征のテーマは人と会うことだ!そうだ!そうに違いない!!」と感じていた僕にとっては、邪フェスもまた人との縁を広げ、深める場所でした。


驚いたのが、別な会場で同じ場にいた人が僕を覚えてくれてて声をかけてくれたこと。


毎度みんなには本当に申し訳ないんだけど、僕は人の顔を覚えるのが本当に苦手です。だから記憶に残りやすい・目立つ格好をするのはそんな僕の生存戦略みたいなものなんですね。


会いたいと思って会えたフォロワーさん、新しく顔見知りになれた邪教徒の方。

勿論会いたかったけど上手いこと会えなかったフォロワーさんもいますが、そんな方たちとも一緒になってあの熱狂を作っていたのだと思うと、誇らしささえあります。


って途中から微妙に邪フェスの感想になってますが笑




今回の遠征は「引きの強さ」も実感する遠征でした。


15種ランダムのグッズを2つ買って一番目当ての2つを当てたり、

普段会える人に会えなくて、結果的にこの人(打ち上げに)誘っといてよかった!となったり、

偶然にも会えると思ってなかった人に会えたり、

邪神ちゃん関連のツイートが作者に見つかったり…笑



マメウサいわく運は積極的に掴もうとする人のもとに訪れるのだそうですが、まさにその結果ともいえるかもしれません。


会えるうちに、会いたい人に会いに行くこと。

出来るうちにやりたいことをやりに行くこと。


多少不安だったり面倒に感じたりすることはあるけど、それはあくまでもまだやったことのない・よく知らないことに対して無条件に感じる防衛反応みたいなもの。


まさに「迷ったら望み」というべきか。



そういう意味で、この遠征では人と会う思い出が多かったのは、自分が日頃いかに人との縁を求めているかの表れなのだと思います。




さてM3が終わり、聖地も巡礼して邪フェスも完走し、こうして北海道に戻ってきて、また普通の楽団総指揮に戻ります。作業に次ぐ作業の日々。


つまり…みんな!もっとオラに音楽の仕事をくれ!!!

(オチがそれ??)




YUKISHIBA


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